かんたろう合資会社は、原子力発電所は人智でコントロールしきれないものとして、日本だけでなく、世界の国々から消え去ることを望む。
持続可能な代替エネルギーへの転換を迅速に推進することを政府、企業に強く望む。原子力発電は実用化・商用化してはいけない未熟すぎる技術である。

原発における劣悪な労働環境も問題であり続けた。「現代の蟹工船」でもある。

日雇い、下請けの方々を追い込み、原子炉内の危険な労働に継続的に従事させる。守秘義務を強いて問題の漏示を隠蔽する。カネでイノチを買いたたく。弱者を犠牲にした上で成立することをよしとする帝国主義的、市場原理主義的政策である。

今回の原発事故は現政権を含めて原発を推進してきた政府の責任が大きい。100%人災である。同時に、国民の責任も大きい。原発推進・対米従属政党である前政権・現政権に投票し続けたのは日本国民である。代表の鈴木も周りの人々を説得し、あるいは、反対運動に加わり、具体的な積極的な行動をしてきていない。このことが大変悔やまれる。愚かであったと思う。私を含めて、このような国民の無責任・無関心さが現在の事態を招いたのではないか。

我々は、今後、原発推進体質にまみれた政治や企業活動のあり方を問い続けるとともに、自らの生活の有り様を変革しなければならない。そうでなければ、原発災禍がやむことはない。

いま、脱原発を社是として啓蒙活動につとめることを誓う。

2011年3月19日
かんたろう合資会社 代表社員 鈴木 雄 (2011年3月27日改訂)