韓国では大手菓子メーカーやインスタントラーメンメーカーの製品の無化調化(無化学調味料化)が実現しました。
きっかけは2006年3月8日KBS第2テレビでの「お菓子の恐怖」放送。菓子類に含まれる7種類の食品添加物が子供のアトピー性皮膚炎を悪化させているのに、そのことを企業は隠蔽している、という告発番組でした。これにより菓子類の売り上げは15%減少。そのため、2006年の夏までには大手菓子メーカーはグルタミン酸ナトリウムの使用中止を表明し、実際に、実施されるようになりました。
このような状況の中、韓国の消費者運動の働きかけもあり、インスタントラーメンでも、2007年7月までに無化調化が実現しています。(以上、NPO全健協会報2008年3月号を参考にしました)

隣国のお話ですが、日本の食のあり方にも影響をもたらしうる出来事です。

http://www.asahi.com/food/news/TKY200803180396.html

こだわり究極のマヨネーズとして知る人ぞ知る「松田のマヨネーズ」。日本農林規格(JAS)の分類ではマヨネーズから除外され、表示上ではドレッシング扱いとされていました。

ノングルソーであることは当然のこととして、搾り菜種油に平飼いの鶏の有精卵、純リンゴ酢、そして、塩は自然海塩・海の精…○ーピーや○の素など大手では絶対にまねのできない安全・最高級の原材料を使用しているにもかかわらず、砂糖ではなく、JASでは認められていなかったハチミツを使用していたためです。

このような理不尽な状態が3年ほど続いていたのです。

しかし、「それはおかしい」という自然食品・有機食品・消費者の方々の声が届き、この8月にはマヨネーズの使用原材料にハチミツが加えられた改正JAS法により、晴れて「名称:マヨネーズ」が名乗れることになりました。

JAS(日本農林規格)は大量画一製造を前提とした基準となっており、原材料は高純度で工業的コントロールの容易なものが望ましいという姿勢ですが、オーガニック・自然志向の高まりともに、行政・法制も少しずつ変わりつつあるようです。

(ご参考)弊社では松田のマヨネーズおよび使用原材料のうち自然海塩・海の精の業務用販売(ケース)を行っております。